コラム|高槻駅近くの歯医者をお探しの方は【細田歯科】

電話予約
WEB予約
(初回ご来院専用)

コラム

コラムBLOG

その歯の痛みは知覚過敏が原因かも〜むし歯の痛みとどう違うの?~

皆さん、こんにちは。
高槻駅北口から徒歩2分の歯医者「細田歯科」です。

 

「冷たい食べものや飲みものが歯にしみる」「歯ブラシの毛先が当たると歯が痛い」などの痛みは、知覚過敏が原因かもしれません。
けれども、むし歯の場合でも同じように冷たいものがしみたり、歯ブラシが当たって痛みを感じたりするケースがあります。
このような痛みを感じたときは、自己判断せずに、早めに歯科を受診することをおすすめします。

 

令和4(2022)年の調査では、「冷たいものや熱いものがしみる」といった質問に、8.5%の方が「症状がある」とこたえています。
特に、20〜24歳の方で20.6%、25〜29歳の方で28.9%と、20代の方に症状が多くあらわれていることがわかりました。


(参照:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」p28) >

今回は、知覚過敏とむし歯の痛みの違いを説明するので、気になる症状がある方は参考にしてください。

 

田口 尚吾 院長
田口 尚吾 院長

田口 尚吾 院長

2009年松本歯科大学 卒業
大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)附属病院歯科口腔外科研修医
2010年大阪医科大学附属病院麻酔科研修
2011年大阪医科大学附属病院歯科口腔外科レジデント
2013年大阪医科大学附属病院インプラント専門外来医員
2015年細田歯科勤務、副院長
2022年細田歯科院長


医院名:細田歯科
所在地: 〒569-1123
大阪府高槻市芥川町1-14-27ミドリビル3F

 

 

「知覚過敏」とはどのような症状があらわれるの?

知覚過敏とは、むし歯や歯の神経に炎症などの病気がないにもかかわらず、歯に痛みを感じる症状のことをいいます。
歯の表面を覆っているエナメル質に刺激を与えても神経に伝わることはなく、痛みを感じることはありません。
対して、歯の神経に近いところにある象牙質は、刺激を受けることで痛みを感じます。
何らかの原因で歯の内部にある象牙質が露出して、歯に痛みを感じるのが知覚過敏です。

 

痛みは、一時的なものであるのが特徴です。
「ズキッ」とした痛みから、「キーン」としみるような痛みまでさまざまな感じ方がありますが、刺激がなくなれば痛みは治まります

 

「知覚過敏」と「むし歯」の痛みの違いとは

それでは、知覚過敏とむし歯の痛みの違いには、どのようなものがあるのでしょうか。

 

知覚過敏の痛みの特徴

知覚過敏の歯の痛みの特徴は、

・刺激を受けたときだけ痛みを感じる
・痛みは長く続かない
・歯をたたいたときの痛みはない
・前歯や小臼歯に起こりやすい

などがあります。

 

むし歯の痛みの特徴

知覚過敏に対して、むし歯の痛みの特徴は次のようなものがあります。

・慢性的に痛みがある
・痛みが長く続く
・徐々に痛みがひどくなる
・歯をたたくと響くような痛みを感じる
・どこの歯でも発症する

ただし、知覚過敏とむし歯の見分け方は難しいものです。
ご自身で判断されずに、歯科で適切な診断を受けるようにしましょう。

 

 

知覚過敏になる5つの原因

知覚過敏を発症する原因は、歯の内部にある象牙質が露出することです。
それでは、なぜそのような状態になるのでしょうか。
大きくわけて5つの原因が考えられます。

 

【原因1】歯ぐきが下がる

歯ぐきは、加齢や歯周病などによって少しずつ下がってくることがあります。
それにより、歯の根元が露出し、普段は歯ぐきに隠れている象牙質がむき出しの状態になってしまうのです。
歯ぐきが下がるため、歯が長くなったように感じる方もいらっしゃいます。

 

【原因2】歯磨きの力が強すぎる

歯磨きをする際のブラッシングの力が強いと、歯の表面のエナメル質が削られ、象牙質が露出するケースがあります。

 

【原因3】歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや歯の食いしばりは、無意識のうちに歯や顎に非常に強い力をかけてしまいます。
その結果、歯がすり減り、エナメル質が薄くなって象牙質が露出することがあります。

 

【原因4】歯が割れた・折れた

歯を強く打ち、歯が割れたり折れたりして象牙質が露出することで、知覚過敏の症状が出るケースもあります。

 

【原因5】酸蝕によって歯が溶けた

人のお口の中は、普段は中性で保たれています。
食べものや飲みものをお口に入れるとお口は酸性に傾きますが、食後の唾液の働きで、再び中性に戻ります。
これが「再石灰化」です。

 

けれども、酸性の強い炭酸飲料を飲む習慣がある方や、酸っぱい飲食物を好む方などは、歯が溶けやすく「酸蝕歯」といわれる歯の状態になる場合があるので注意が必要です。
酸蝕歯になると、エナメル質が溶け、象牙質が露出して知覚過敏を発症する恐れがあります。

 

 

知覚過敏の治療

このような知覚過敏は、歯科医院で治療することが可能です。
「知覚過敏だから……」と痛みをガマンせずに、歯科で相談することをおすすめします。
歯科医院では、知覚過敏に対して以下のような治療を行います。

 

1.薬を塗る

象牙質が露出した部分に刺激を伝えにくくするお薬を塗ることで、知覚過敏の症状を抑えることが可能です。

 

2.詰め物をする

象牙質を歯科用プラスチックで覆い、詰め物をすることで知覚過敏の症状を軽減させます。

 

3.歯周病を治療する

歯周病の進行によって歯ぐきが下がっている場合は、歯周病の治療を行います。

 

4.フッ素塗布を行う

フッ素塗布を行って歯の再石灰化を促すことで、溶けたエナメル質を修復し、知覚過敏の症状を和らげます。

 

5.かみ合わせを整える

歯ぎしりや歯の食いしばりが原因で歯が摩耗し、知覚過敏を発症している場合は、かみ合わせを整える治療を行います。

 

 

知覚過敏を改善するセルフケアのコツ

知覚過敏にお悩みの方は、ご自宅でも以下のようなことに気をつけて歯磨きを行いましょう。

 

毎日丁寧に歯を磨く

歯ブラシがお口に当たって痛みを感じるからといって、歯磨きをおろそかにしないようにしましょう。
歯磨き剤の中には、知覚過敏用のものもあります。
どのような歯磨き剤がよいかアドバイスさせていただきますので、お気軽にお尋ねください。

 

力を入れて磨かない

力を入れて磨くと、歯ぐきが下がったり歯の表面が削れたりする恐れがあります。
歯ブラシは軽く持ち、歯を1本ずつ磨くように小刻みに動かしましょう

 

歯ブラシの毛はやわらかめを選ぶ

知覚過敏の症状がある方は、やわらかい毛の歯ブラシを使用しましょう。
刺激を控えるために、ぬるま湯でうがいをするのもおすすめです。

 

 

歯の痛み・トラブルは「細田歯科」までご相談ください

さまざまな歯の痛みやお口のトラブルは、高槻市芥川町の歯医者「細田歯科」までご相談ください。
当院では、地域のかかりつけ歯科医として、幅広い症状を診療しています。
むし歯や知覚過敏の痛みをはじめ、気になる症状がある方は、お気軽にご来院ください。

 

JR高槻駅北口から徒歩2分と通いやすく、初めてご来院の方はWEB予約をご利用いただけます。
2回目以降の方は、お電話にてご予約ください。


(当院のアクセスについてはこちら) >