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親知らず・奥歯についての相談・トラブルにお答えします【親知らずのお悩み解消/歯科口腔外科】

皆さん、こんにちは。

高槻駅北口から徒歩2分の歯医者「細田歯科」です。

親知らずは、痛みや腫れなど、さまざまなトラブルを引き起こしやすい歯です。

「親知らずが生えてきたけど、どうしよう?」「抜歯したほうがいいのかな?」「少し痛みがある……」など、お困りの方も少なくないでしょう。

そこで今回は、歯科口腔外科のスペシャリストである当院が、親知らず・奥歯のトラブルに関するお悩みや疑問についてQ&A形式で解説します。

田口 尚吾 院長
田口 尚吾 院長

田口 尚吾 院長

2009年松本歯科大学 卒業
大阪医科大学(現大阪医科薬科大学)附属病院歯科口腔外科研修医
2010年大阪医科大学附属病院麻酔科研修
2011年大阪医科大学附属病院歯科口腔外科レジデント
2013年大阪医科大学附属病院インプラント専門外来医員
2015年細田歯科勤務、副院長
2022年細田歯科院長


医院名:細田歯科
所在地: 〒569-1123
大阪府高槻市芥川町1-14-27ミドリビル3F

親知らずとは?

親知らずは、生えてくる時期が10代の後半~20代前半にかけてと遅いのが特徴の歯です。

15歳ほどで生えそろう他の永久歯よりも、ずいぶん後から萌出します。

大人になって、親の管理下を離れたころに生えるため「親知らず」、また、知恵のある大人になってから生えることから別名では「智歯」ともいわれています。

生える位置は永久歯の奥歯である大臼歯の最も後ろで、正式名称を第三大臼歯といいます。

左右上下の最奥に最大4本生えますが、個人差があり、人によっては全く生えてこない人もいますし、1~2本だけ生える人もいます。

親知らずは抜いたほうがいいですか?

親知らずが生えてきたら、なんとなく「抜歯しなきゃ」と思っていませんか?

じつは、そうではありません。

親知らずには、抜いたほうがいいものと、抜かなくてもいいものがあるのです。

では、なぜそんなイメージを持ってしまうのかというと、それには理由があります。

親知らずは他の歯よりも遅れて生えてくる歯のため、本来の生える場所が先に生える他の歯に塞がれてしまうことが多いのです。

いざ親知らずが生えようとしても、そのときにはすでにU字型の歯のアーチが満杯になってしまっていて、まっすぐ生えられない状況に陥りがち。

そのため、親知らずは隣の歯を押すようにして無理やり生えてきたり、歯ぐきに埋まったまま萌出できずに歯肉が腫れてきたり、さまざまなトラブルを引き起こします

抜いたほうがいい親知らずとは?

つぎのような生え方をしている親知らずは、抜いたほうがいいでしょう。

・むし歯や歯周病になっている親知らず
・斜めや横向きに生えている親知らず
・隣の歯を押すように傾いて生えている親知らず
・上下に噛みあう歯がない親知らず

親知らずに、すでにむし歯や歯周病などのトラブルが起こっていると、周りの健康な歯にも悪影響が及びます。

また噛むのが難しい親知らずの場合、頬や歯肉を噛んで傷つけてしまう恐れも。

隣の歯に力をかける親知らずの場合、時間をかけてじわじわと歯並びが悪くなっていく可能性があります。

抜かなくていい親知らずとは?

まっすぐきれいに生えていている親知らずは、抜歯せずに保存しておきましょう。

・入れ歯・ブリッジの土台として親知らずを利用できる
・親知らずを移植して噛める歯をつくれる
・矯正治療で噛める歯に調整できる可能性も

状態のよい親知らずなら、このように、将来、ほかの歯が弱くなってきたときに「噛める歯」として活用することも可能です。

親知らず・奥歯のトラブルQ&A

ここからは、親しらずに関するトラブルで多いものをピックアップして解説します。

Q.親知らずがむし歯になってしまったら、どうすればいいですか?

A.親知らずは最奥にあるため歯ブラシが届きにくく、むし歯や歯周病になりやすい環境です。

痛みや腫れがでるほどまで進行していると、治療しても再発する可能性が高いため、抜歯を選択すべきケースも多いです。

Q.親知らずが生えてきて歯肉を噛んでしまって痛いのですが?

A.親知らずは上下のどちらか片方しか生えておらず、噛みあう歯がない場合は頬粘膜や歯肉を噛んでしまい傷つけることがあります。

そこから炎症がおきて口内炎になったり、傷口から細菌が入り込んで動脈硬化などの全身の病気につながる恐れもありますので、早めに抜歯するほうがよいでしょう。

Q.親知らずが生えてきたら口臭が強くなったのですか?

A.親知らずは清掃しにくいため歯垢がたまりやすく、歯垢の中で繁殖した細菌に感染して歯周組織に炎症を起こすといったトラブルが多いのです。そういった症状を「智歯周囲炎」といいます。

智歯周囲炎になると、腫れたところが痛み、血や膿、歯垢のにおいが混ざって口臭が強くなります。

対策としては、歯磨きと歯科医院でのクリーニングをしっかりことですが、清掃しにくい生え方をしている親知らずの場合は、抜歯という選択もやむをえないでしょう。

Q.親知らずを抜歯したら腫れると聞きました。痛いですか?

A.親知らずを抜歯すると、個人差はありますが痛みや腫れは2~3日続きます。処方薬を飲めば治まる程度です。

こうした痛みや腫れは、親知らずが複雑な生え方をしているほど強くなる傾向があります。

痛みや腫れ軽減するためには、さまざまなケースに対応してきた歯科口腔外科で親知らずの抜歯に詳しい専門医にまかせるのがおすすめです。

Q.親知らずの抜歯した跡は、どれくらいで治りますか?

A.親知らずを抜歯した部分は、最初はくぼみができた状態です。そこに血のかたまりができ、3日後くらいから徐々に歯ぐきが再生されていきます。

1カ月くらいで歯ぐきの骨ができて見た目では元通りになってきますが、実際に歯ぐきができあがるのは半年~1年後くらいです。

抜歯後は飲酒や激しい運動、喫煙などの血行がよくなる行動は控え、経過をよくするように努めましょう。

親知らずのトラブルは「歯科口腔外科の専門家がいる歯科」の受診を

親知らずの抜歯は、複雑な生え方をしている場合は難易度が上がります。

また、上の奥歯の場合は、上顎洞という鼻とつながっている空間があるため難しい処置になります。

どこの歯科医院でも同じと考えず、専門的な知識と技術をもって親知らずの診療を行える歯科口腔外科がある歯科医院を受診するのがおすすめです。

細田歯科の院長は、大阪医科大学附属病院(現在の大阪医科薬科大学病院)で長年勤務し、豊富な親知らずの治療実績がある日本口腔インプラント学会 専門医です。

親知らずについてお困りでしたら、何なりとご相談ください。